荒井先生は今、教育に関わっているけど、子ども時代に大人から言われて覚えていることとかあるの?
実はあまりないのが本音です。
ただ鮮明に覚えていることが1つだけあります。。
今回は、僕が小学6年生の時に「サッカーチームでの出来事」をお伝えします。
僕自身はこの体験を通して、
大人の見方がガラリと変わり、同時に大人は子どもに対して言動は慎重に選ぶべきだなと幼いながら学びました。
それでは次項から詳しく解説していきます。
✔︎この記事を書いた人
4連覇中!大きなサッカー大会
これは小学6年生の時の話。
僕が地域のサッカークラブに入団したのは小学6年生。
周りの小学校の友達はすでに低学年からサッカークラブに入団しており、小学6年生でサッカーの習い始めるのは僕ぐらいでした。
入団したクラブは毎年出場している大会があって、4連覇とかなりその大会に関しては自信があり、6年生時の大会も「優勝」の2文字しか見えてなかったと思います。
4連覇していることは色んな友達から聞いていたし、クラブのみんなは小学校の同級生だったので「荒井が入ったからまた優勝だな!」と言ってくれていました。
振り返ると、6年生として最後の大会でもあったので一層、大人からも期待されていたと思います。
いざ、大会へ!予選はあっさり決勝へ!
いざ大会の当日。
予選から順調に勝ち進み、決勝まですんなり駒を進めました。
え!?すごい!いとも簡単に決勝まで進出したんだね!
そうなんです!
正直、準決勝まではそんなに苦労した覚えがないんですよね。
僕にとっては初めての大会で多少緊張もありながらも、すんなり勝ち進んでいたのであとは優勝を経験するだけかなと心を躍らせていたと思います。
そしていよいよ決勝!
毎年、圧倒的な力で優勝していたのにもかかわらず、決勝前半はかなり拮抗した戦い。
見ている大人や監督コーチもどこかいつもと違った感じがしていたと思います。
そして、後半中盤に失点。
今までの展開とは違う余裕な展開から一気に追う展開となったしまったチームは、いつもの力を発揮できずにそのまま0−1で試合終了してしまいました。
結果、
選手、監督コーチ、保護者は、全員落胆。
当然といえば当然ですよね。
毎年、毎年圧倒的な力を見せつけ、優勝をし続けていたのですから。
見に来ていた保護者や以前からいた選手は、「優勝」しか考えてなかったと思います。
僕はというと、意外と冷静で「こんなもんか。仕方ないな。」と感じいたのを覚えています。
水泳で嫌でも競争させられていたので結構、フラットな気持ちでしたね。
敗戦後、大人が放った衝撃の一言
決勝では残念ながら負けてしまったのか!
でも当時はみんな頑張ったと思うし、良い経験になったんでしょ!?
それは勿論です!
「選手としてかなり良い経験が積めたので次に活かそう!」そう思っていた時に衝撃の一言が僕の耳に入ります…
試合が終わり、表彰式の会場が少し歩いた場所にあったのでみんなで足を運んでいると、後で歩いていた保護者同士の会話が僕の耳に入ります。。
「荒井がチームに入ったから負けたんだね!(笑いながら言う)」
正直に書きますが、この言葉を放った保護者は、いつも身近にいた人で面倒を見てくれていた人達。
当時の僕には、とてもショックでした。
おそらく保護者同士の雑談・冗談半分で笑い話程度の気持ちで言った言葉だったと思います。
でもだったら僕の聞こえないところで言って欲しかったんですよね。
聞いてしまったら最後、僕はその言葉を聞いて、サッカーへの意欲や自信を失くしたし、今でも忘れないくらいのトラウマの言葉となっています。
いつも会えば挨拶していたし、話たりもしてたのに、「大人ってよく分からないな。あんまり信用しちゃいけない!」とも感じた瞬間でした。
その時に撮影した集合写真ですが、その言葉を聞いた直後だったのでかなり落ち込んでいる様子が見られます。。
子どもの性格などちゃんと分かった上で言うべきだよね。
捉え方は子どもそれぞれだけど、荒井先生はそう思ってしまったわけだからね。
ココ君、なんだか今回は頼もしいですね!笑
感じ方は人それぞれ、でも子どもへの言動は選ぶべき!
人の感じ方は人それぞれなので、この発言に対しては「別に言っちゃいけない!」なんて思いません。
むしろ全然OKだとも思っています!
大人である保護者から見ると、小学6年生の僕のプレーはあまり良くなかったのかもしれなかったですし。
ただですよ、
子どもの未来を考えたら、僕のような心が繊細な子どものことを考えたら、「荒井がチームに入ったから負けた!」と絶対、言っちゃダメだと思うんです!
勿論、この言葉に限らずです。
言葉に大きく左右される子どもだからこそ、しっかり言動を選んでいかないと子どもの未来を潰す可能性が高くなってしまいます。
もしかしたら、この言葉がキッカケで過去の僕はサッカー辞めちゃうこともありえたので。
幸いショッキングな経験を克服して、運よくサッカーを続けてこれています。
ただバカでサッカーが好きという気持ちが勝って、悔しい想いに変換することが出来たから続けれただけなんですが。笑
ただ振り返ると、これは紙一重だったのかなとも思います。
まとめ
今回は、僕が小学6年生の時に「サッカーチームでの出来事」を踏まえて感じたことを率直にお伝えしました。
子どもの性格・感じ方は1人ひとり違うので本当に気を付けていかないといけません。
1人ひとりの子どもの気持ちを考えて、大人は言葉を選び、使用する!
子どもの可能性は無限大です!
その可能性は絶対に潰さないようにしていかないといけません。
また子どもからしたら、大人は常に見本、人生の先輩です!
僕はこれからも子どもの気持ちを大切にしながら、運動を教えていきます。